ライフスタイル

■ライフスタイル「こもろはすを訪ねて」

「こもろはすを訪ねて2008」
第2回・平成20年(2008年)7月28日

5)石峠のギャラリーに彫刻家の林さん、染織家の安藤さんを訪ねる


第2回・平成20年(2008年)7月28日

ギャラリー前に咲く白いアジサイ 浅間山から流れる赤い水の蛇堀川、そのほとりにある「ギャラリーむぎ草」に林通雄さんと安藤しん子さんを訪ねました。
 浅間山麓の標高900mを走る浅間サンラインから蛇堀川に沿って少し入った森の中に分け入るとギャラリーの建物があります。到着すると安藤さんと林さんのお二人が真っ白なアジサイの花が咲くギャラリーの前で出迎えてくれました。林さんは、私たちの顔を見るなり、さっそく工房の裏の森へ伸びる山道に案内してくれました。
鉄の工房のまわりは、さながら野外彫刻展 個性的な鉄の彫刻に囲まれた工房は、森の木々に包まれるように建っていました。工房の裏へすこし山道を下ると目の前の森の中、木の上にツリーハウスが現れました。
ツリーハウス「夢みるランプ」 「夢みるランプ」と名付けられたツリーハウスは、カラマツの大きな木5本に支えられ、山道から伸びる木道に繋がっています。ツリーハウスに入ると森の木立の中を飛ぶ鳥の目線、眼下には蛇堀川の流れも眺められます。
ツリーハウスのブランコに乗るメンバー 遊び心満載のツリーハウス、高い枝につるされたブランコに乗ると、森の中に飛び出してしまうのではと思うほど、浮遊感はスリル満点。しばらく森の空気を満喫することができました。


鉄の工房を案内する林さん そして、林さんに鉄の工房を案内してもらいました。金床やハンマーなど手作業の工具、鉄や真鍮などの金属の材料に囲まれ、制作中の作品を見ながら素材の扱い方や酸素バーナーであぶられ表情を変えていく様子など、愛おしいものを語るように、にこにこ顔の林さん、ぼそぼそと早口で素朴な言葉にすっかり聴き入ってしまいました。 ギャラリーにもどると、安藤さんがテラスのテーブルに庭で摘んだハーブのお茶と手絞りのオレンジゼリーを用意してくださいました。林さんが東南アジア旅行で描いたスケッチを見せてもらながらのお話も、時間の経つのも忘れ、テラスでのティータイムは、すっかりリラックスできました。
ギャラリーに並べられた作品 ギャラリーには、林さんや安藤さんの作品だけでなく、地元の作家を中心にたくさんの作品が並べられ展示販売をしています。ひとつひとつ手づくりの作品を手にとってながめる事ができます。
矢嶋さん(左)と安藤さん(右)  今日はギャラリーに、小諸在住の画家、矢嶋さんがいらっしゃいました。ギャラリーでの「山野草絵はがき原画展」が終わり片付けに来ているとのことでした。地元の芸術家や工芸家の作品展示会や草木染めや手編みなどのワークショップ、時には地元のアーチストによるコンサートなど、毎週のように企画があるとのことです。また、ギャラリーに訪れる人が自然の中で自分自身を取り戻せる、ギャラリーの奥は、安藤さんの手織り工房心の安らげるような場所づくりができればと安藤さんが話してくださいました。


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第2回・平成20年(2008年)7月28日