ライフスタイル

■ライフスタイル「こもろはすを訪ねて」

「こもろはすを訪ねて2008」
第2回・平成20年(2008年)7月28日

4)菱野の山間にあるご自宅に陶芸家・井上ラウラさんご夫妻を訪ねる


第2回・平成20年(2008年)7月28日

玄関前のテラス 浅間山麓にある菱野温泉から山中に向かってしばらく車を走らせると山間の斜面を通る道の傍らに井上さんのご自宅が見えてきました。
 ご自宅の建物は、古民家を探して塩尻市にあったものを移築、伝統的な建築を活かしながら、井上さんらしく手直しして住まいとしていました。谷にせり出した玄関先のテラスからは、谷間の向こうに穏やかにつづく山並みを眺める事ができます。吹き抜けのあるリビングには、薪ストーブがありました。リビングの奥には、伝統的な和室。大きな座卓には、長座布団が置かれ、腰掛けられるように掘りごたつになっています。この和室で井上さんご夫妻のお話を聴くことになりました。
井上さんご夫妻 井上さんご夫妻は、東京都大田区にお住まいでしたが、妻のラウラさんが陶芸のための窯場が持ちたいということで、その候補地を探したそうです。

そして、小諸の菱野に住む友人の紹介もあって訪ねてきた小諸は、東京から近距離でありながら地方の落ち着いた雰囲気があり、お隣さんや周りの人もとても親切で、のんびりできるところ、豊かな自然と新鮮な空気、谷間の山並みの景色にも魅せられて決心し、平成19年6月、この住まいを完成し移住してきたそうです。現在は、妻のラウラさんが陶芸をしながら、週末に東京の職場から帰ってくる夫を迎えるという暮らしを楽しんでいるようです。
 同じ菱野に住む花岡隆さんとも、住まいの建設まえから顔見知り。建設当時に水道のことや、冬の雪で困ったことなど、苦労した思い出も和やかな雰囲気の中で聴くことができました。
掘りごたつの長座布団で和やか雰囲気 また、世界中を旅するご夫妻からは、南フランスやギリシャ、オックスフォード、サンフランシスコやサンタフェなど世界各地の素敵な街の写真を見せていただきながら、歴史的な町並みを残す「まちづくり」について小諸にも学ぶところがあるのではと穏やかな口調からも熱い言葉に小諸を思う気持ちを感じました。


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第2回・平成20年(2008年)7月28日